「”体の組織”の記事で、体の約60%が水分です。」と書きましたが、今日は、そのことについてもっと深掘りしようと思います。
その60%の水分の中身は、血液、リンパ液、組織液、消化液、汗、涙などの液体で占められています。
実に50kgの体重の内、35kgが全部液体となる訳です。
特に血液のめぐりは重要視する必要がありますよね。血液サラサラは大事ですよね。
めぐりが悪いドロドロ血液だとどうなるのでしょうか?
血液には4つの成分が含まれていて役割があります。
1 赤血球 → 酸素を各場所へ運ぶ
2 血しょう → 血液以外の成分で、栄養素を各所へ運ぶ
3 血小板 → 血を止める時に働く
血のめぐりが悪いと言うことは、これらの働きがスムーズに機能できない状態という事になってしまいます。
また栄養素と酸素が上手く運ばれない箇所が出てくると、老化の原因にも…。
必要なものが生み出されず、悪いものが侵入してきた時に攻撃が出来ないとなると、病気などがいつ起きてもおかしくないという状態になってしまいます。
血液を循環させることと、不要なものを入れ替えること。
血液を循環させ酸素や栄養素を全身にくまなく運び、老廃物や痛みの原因となる「疲労物質」や「発痛物質」を回収する。この2つが上手く合わさって血のめぐりといわれます。
疲労物質はなんとなく分かると思いますが、「発痛物質」って何ょ?って思うことだと思います。
痛みの種類には、その原因によって大きく3分されているそうです。
簡単に説明です。(痛みのレポートも書く予定なので笑)
1侵害受容性疼痛 … 急性痛や炎症性疼痛。末梢神経にある侵害受容器を刺激するために起きる痛み。
2神経障害疼痛 … 痛みの感覚を司る神経経路(中枢・脊髄・末梢神経)の支配する領域で異常が生じることにより起きる痛み。
3心因性疼痛 … 身体的原因がなく、心理社会的因子が関与している痛み。ストレスや日々抱えている不安等、多くの要因が複雑に関与する可能性があるため、近年では中枢神経の異常として捉えられている。
血液のめぐりには、この痛いものを回収してくれる働きがあります。
最近は血流が悪い人が多いのですが、原因は食生活、運動不足ももちろんありますが、大きいと考えられているのはストレス。
緊張した時、指先が冷たくなってしまい、動きが悪くなるのを経験したことがある人もいると思いますが、ストレスにより末梢血管が縮こまってしまい、血流が悪くなってしまうそうです。感情によっては、粘っこく流れにくい血流になってしまいます。
積極的に取り入れたい万能食材
忙しい毎日の中、体の為になる食事を自分で作るというのは至難の技と言う方も多いでしょう。私みたいに(笑)
体のめぐりをよくするには、血液をサラサラにする事、身体の不純物を排出する事、身体に必要なものと不要なものを入れ替える事が大事。
それを意識して、健康的な生活を送るには、普段の生活に取り入れやすい飲み物なら、手軽に始められ、続けやすいと思います。
体のめぐりを良くしてお肌のケアにも役立つと言われ、エイジングケアで注目される「ドクダミ茶」や「ルイボスティー」などは、日常生活で取り入れやすいです。
外からも温める
体の内側でめぐりを良くするのと同時に、体を外から温める事で、体のめぐりは相乗効果が期待できます。
特に日常的にシャワーしかしないという人は要注意!
1日の疲れやストレスを解消する為にも、40度前後の体温より少し高めの、ぬるめのお風呂だと、快適だと体が感じリラックスできます。心身ともにリラックスする事によっての血流のめぐりをよくしてくれます。
またオフィスなどでは温めポイントをしっかり抑えて冷えを防ぐ事で、体のめぐりは良くなります。肩・首もと・二の腕の裏側・お腹・腰まわり・ひざの裏・太ももなどは温めておきたい部分。
冬だけではなく、夏も冷房などによる冷えで、不快感を感じている女性は多いもの。ポイントをしっかりガードして、体を冷えから守る事が体のめぐりを良くする秘訣です。
軽い運動習慣をつけよう
1日の熱エネルギーの約6割は、運動により筋肉から生み出されています。
筋肉量が減ると熱が体内で生み出せないという事!コレ大事☆「脂肪が燃えない」☆
血液を送り出す筋肉が衰えると血流も悪くなり、その結果体のめぐりも悪くなってしまいます。
毎日続けられる程度での軽い運動を意識して☆
ウォーキングや簡単なストレッチなど「ながら」でできそうな軽い運動はとても効果的です。
逆にめぐりの悪い状態でジムに通ったりと激しい運動をするのは、かえって体に負担をかける事にもなり要注意です。