食べ物や花粉など、元々は体に害のないものが、免疫システムにより害があるとみなされ、排除作業が発動されます。それが鼻水やくしゃみだったりかゆみだったりするわけです。そんな風に体を守るための免疫が、逆に体を傷つけてしまう反応がアレルギー。なので、喘息や花粉症、アトピー性皮膚炎などのアレルギー性疾患の発症には、腸内環境が深く関わってきます。
短鎖脂肪酸はアレルギー反応を軽減する働きもあるんだと。腸を元気に保つ。善玉菌を増やす。善玉菌のエサの食物繊維やオリゴ糖を摂ることが重要。悪玉菌のエサは「糖質」糖質と言ってもお菓子ばかりでなく、「ご飯」「パン」「麵類」の炭水化物や、芋類、果物にも含まれているから☆
糖質を摂りすぎると、血糖値の変動が激しくなり、安定させる為に「コルチゾール」というホルモンが分泌されます。コルチゾールはステロイドと同じ働きをしますが、アレルギーを抑える働きが出来なくなり悪化してしまいます。
食物アレルギーには原因となる食べ物を口にして、すぐに症状が現れる「即時型アレルギー」としばらくしてから現れる「遅延型アレルギー」の2種類があり、よく知られている小麦(グルテン)、乳製品(カゼイン)は遅延型アレルギー。遅延型アレルギーは気付きにくく、知らないうちに摂取して下痢や腹痛を繰り返し、腸の粘膜が傷つけられてしまい「リーキーガット症候群」を引き起こしてしまうことも。
腸もれ、リーキーガット症候群って何?
腸内環境が悪くなり腸の粘膜が傷つけられたり、遅延型アレルギーにより腸の機能が損なわれたり、ストレスなどからの下痢等によって、腸の粘膜の細胞間がゆるみ、そのすき間から細菌や毒素、未消化のタンパク質が漏れ出してしまっている状態のことです。 漏れ出したタンパク質を、免疫システムが「異物」と勘違いして攻撃を仕掛けるので、アレルギー疾患が発症しやすくなります。
免疫細胞は主に骨髄や胸腺で作られ、70%は腸にあります。腸内の50%は小腸に、20%は大腸にあります。有害な物質を体内に吸収しないよう腸に免疫細胞が多く集まっているのです。アレルギー・花粉症・アトピーに関係してくる改善策は、まずは腸活から☆免疫細胞のお仕事を効率良くすることでずいぶんと改善されます。